2009 J1 第10節大阪戦(等々力)
平日開催。雨期故の天候不順。
そんな悪条件の中、約16,000人を集めての好カード。
先週に引き続き「打ち合い」を期待しスタジアムに足を運んだ方も多かったと思います。
川崎のスタメンはFW3人を入れた一見攻撃的な布陣。
だた、3人のうち一人はMFの養父。
スタメンを見たときは狙いが今一歩わかりませんでしたが、試合が進むにつれ素人なりに理解が出来ました。
MFはメンバー表上は憲剛・タニ・周平。
「メンバー表上」ってのがガンバさんにとっては厄介だったと思います。
最終ラインは村上・宏樹・菊地・勇介。
この連戦は、ターンオーバーによる起用が目に付きますが、またも最終ラインの組み合わせをいじってきました。
それでいて、完封が続いているのだから随分と芸風が変わったなぁ~などと、他人事のように感心したりもしています。
KICKOFF直後からは、先週とは違って守備ブロックを強固につくり、且つ攻撃の圧力を高めてゲームに入ることがきました。
攻撃は中央に偏ることなくサイドをうまくついていた印象です。
加地・下平を狙うというのが、このゲームのポイントだったように思っています。
ガンバのボールとなったときの守備の体系は4-2-2-2ではなく4-3-3でした。
養父若しくは憲剛がどちらかのサイドに張り出し、且つガンバのSBの前にポジションを取っていました。
反対側ではジュニかレナトがSBを監視。
テセ若しくは矢島がピッチにいた場合、この前線の流動的な守備のポジショニングは出来なかったかもしれません。
また、メンバー表の3FWのメッセージはこの守備体系に対するものだったのかもしれません。
中盤では3ボランチ(タニ・周平・憲剛or養父)がフラットに並びゾーンで守備ブロックを構築していました。
中へ中へと攻め入って来るガンバの中盤の選手や、ボールを欲しがりポジションを下げてきたレアンドロを忠実に捕まえ、更に周平が吊りだされるのをじっと我慢することによりに門番として機能していました。
最終ラインもラインをズルズル下げることなく、前線・中盤と連動守備が出来ていたこともあり、数的有利な状態を保ってゲームを進めることが出来た感じがします。
その為、ガンバが一見パスを廻せているように見えましたが、どちらかと言うとボールを持たせていた印象の方が強かったですね。
また、前目のMFのポジションに入った橋本・二川がポジションを下げボールを受け、ドリブルで突っかけれれたと時、一瞬バランスを崩すことがありましたが、攻撃パターンと合わせSBの上がりを防ぎ、且つ中盤の選手が吊り出されることを我慢したことにより数的不利な状況が作られることはありませんでした。
守備でバランスを崩されていなかった為、反転攻撃に出たときの迫力とその効果は絶大でした。
養父のゴールも、レナトが加地の裏を一旦突いてからのゴール。
勇介も何度もエンドライン付近まで攻めあがりました。
後半は黒津やタニも惜しいシュートもサイドが攻撃の基点でしたね。
フィールドプレやーが強固な守備ブロックと抜群の決定力を見せてくれましたが、それだけ勝てる相手ではありませんでした。
最終的に、勝利を引き寄せてくれたのは、文句なしのMPVの川島神。
本当に最近あたりまくりです。
遠藤のPK・FKを阻止した場面の等々力の盛り上がりは得点したときと同じくらいのものでした。
守備をベースに攻撃に転じるといった関塚サッカーの引き出しの一つを披露してくれた一戦でした。
このゲームを勇介のコメントにもあるように「つまらない試合」と括ってしまうことも出来るのかもしれませんが、敵将のコメントのように、川崎が相手を術中に嵌めたゲームだったといった印象があり、個人的には大人のゲーム運びが出来た試合と喜びたいと思っています。
2009 J1リーグ戦 第10節
川崎F 1 - 0 G大阪 (等々力/15,903人)
得点者:32' 養父雄仁(川崎F)
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